佐賀県玄海町“核のごみ”調査 国が実施申し入れ 北海道の寿都町と神恵内村は議論加速となるか
いわゆる「核のごみ」の最終処分場選びに新たな動きです。
文献調査の応募を検討している佐賀県玄海町に対して、国が調査の実施を申し入れました。
北海道内にも影響を及ぼす可能性がありそうです。
経済産業省の幹部は1日に佐賀県玄海町を訪れ、「核のごみ」の最終処分場建設に向けた文献調査の実施を正式に申し入れました。
玄海町では先月、文献調査の応募を求める請願が議会で賛成多数で採択されていて、今月中に調査の受け入れの是非を判断する方針です。
(佐賀県玄海町 脇山伸太郎町長)「(核のごみの)関心が高まるのはいいと思う。一石を投じた形になればありがたい」
文献調査は2020年に後志の寿都町と神恵内村で全国で初めて実施され、現在、国側が報告書を取りまとめています。
寿都町と神恵内村では今後、次の概要調査の賛否を問う住民投票を検討していて、玄海町の動向次第で議論が加速する可能性があります。