湯治客にも人気 珍しいシカ肉のジンギスカン 独特の鍋がおいしさの秘密! 北海道豊富町
この時期食べたくなる「わがマチのアツアツグルメ」。
今回は、北海道豊富町名物の「ジンギスカン」です。
ジンギスカンといっても、羊ではないんです。
マチの悩みも解決する、一挙両得のアツアツグルメです。
肉が焼ける音もアツアツ!
道民のソウルフード「ジンギスカン」。
でも、道北の酪農のマチ・豊富町のジンギスカンはひと味もふた味も違います。
この味を求めてはるばるやってくる観光客も後を絶ちません。
(女性)「シカ肉ジンギスカン、やわらかくておいしいです」
そう!豊富町でとれた天然のシカ肉のジンギスカンです。
美味しさの秘密は独特の形の「鍋」にも。
周囲にある溝に水を入れると、野菜は煮て楽しむこともできます。
(簑島カメラマン)「くせもなくとても食べやすいです。おいしいです」
新鮮なシカ肉は臭みがほとんどありません。
この特産品の背景には、切実なマチの事情がありました。
豊富町はシカによる食害の被害が甚大で、駆除がすすめられています。
こうしたシカ肉を地域観光に活かせないかと、町内の加工会社で15年以上前に開発されたのが、このシカ肉ジンギスカンです。
町内の学校給食でも“シカ肉”は人気メニュー。
さらに、ふるさと納税の返礼品としてもマチのPRにひと役買っています。
この日も観光客がシカ肉ジンギスカンに舌鼓を打っていました。
(千葉からの観光客)「去年も豊富に来ていて、温泉もあるしこじんまりした雰囲気が好きで。関東から来ているんですけど、シカ肉珍しくておいしいです」
シカ肉ジンギスカンが提供されている食堂は、これまた“アツアツ”の温泉施設の中にあります。
湯治で訪れる客も多く、シカ肉ジンギスカンは1か月で250食程でるという人気ぶりです。
(豊富町役場 商工観光課 小笠原悠さん)「温泉を利用した帰りにとか町民の皆さんに(食堂を)つかってもらいたいと思います。(豊富は)牛乳だけではなく、ほかにもいろいろな美味しいものがあるというのを広めていきたいです」
新しい地元の名物にー
温泉に入ってシカ肉ジンギスカンを食べて…
道北のマチの名物はもお腹も“アツアツ”です。