“タコ焼き”ではなく“イカさま焼き” プロのダーツ選手が作る函館名産のアツアツグルメ
この時期食べたくなる「わがマチのアツアツグルメ」。
今回は函館名物の“アレ”を使った、見た目のインパクトも抜群のアツアツグルメ。
そのネーミングに注目です!
おなじみのたこ焼き用の鉄板に流し込まれた生地は…真っ黒!?
しかもそこに入るのはタコ…ではなくイカ!?
「いか焼き」かと思いきや、たこ焼きのようでたこ焼きではないので、その名も「イカさま焼き」!
函館自慢の特産品・イカを使ったアツアツグルメ。
トンチの効いた名前も人気にひと役買っています。
この黒さはイカ墨だった…というわけです。
イカさま焼きをふるまうのは、湯川温泉にほど近いたこ焼き店です。
6年前に店を引き継いだ對馬裕佳子さんは、新たな看板商品を模索。
ある日、ピン!とひらめきました。
(たこ焼き菜々 對馬裕佳子さん)「函館っていか踊りとかイカを使ったものが多いイメージがあったので、たこ焼きもタコじゃなくてイカを使ったらどうだろうから始まりました」
作り方はたこ焼きと一緒。
ポイントはもちろん…
(たこ焼き菜々 對馬裕佳子さん)「見分けをつけるにはどうしたらいいんだろうと考えたら、ああイカ墨かと思って入れてみました」
黒い生地の中には、食感がいいイカゲソを使用。
焼けるにつれて黒さがより際立ってきます。
マヨネーズやレモンソルトをトッピングすると、イカさま焼きの出来上がり!
(東海林記者)「生地はもっちりとして、噛むとイカの旨味が口の中に広がります。レモンソルトとも相性良くおいしい」
(常連客)「うちの親が大好きでいつも買いに来ていました。他にない味だからはまっちゃいますよね」
プロのダーツ選手でもある對馬さん。
たこ焼き好きが高じて、本州のたこ焼き店で1年半修行。
函館に店を開きました。
いまはダーツ選手としてはいったん休業中。
イカさま焼きに専念していますが、店には全国からダーツ選手の仲間が訪れます。
(ダーツプロ 木皿健さん)「イカの風味がすごいあって、中のイカもでかいし、冷めてもおいしいのがわかる」
(たこ焼き菜々 對馬裕佳子さん)「函館のイカさま焼きを函館だけじゃなくて札幌とか、北海道外にも出していけたらという夢は持っています。ぜひたこ焼きとイカさま焼きを食べ比べてみてほしいですね」
イカのマチ・函館。
いま注目の手軽なアツアツグルメ“イカさま焼き”。
名前は“いかさま”でも本物のその味が人気の秘密です。