コメに関する新たな心配…新米も高騰の予感 農家の本音「見合った金額をもらわないと…」
全国的に不足が続いているコメに新たな心配です。
これから収穫が本格化する新米の価格の基準となる金額が、北海道内をはじめ主要産地で、2割から4割の引き上げとなることが分かりました。
釧路市内のスーパーで並べられていたのは…
2024年9月2日に入荷したばかりの千葉県産の新米です。
買い物客が次々と袋を手にしていきました。
(武田記者)「店頭に並べられた米10袋はおよそ45分で売り切れました。そして、去年の猛暑の影響は新たに価格面で心配が出てきています」
JAグループが新米の集荷の際に農家に支払う「概算金」が、道内などの主要産地で2割から4割の引き上げとなることが分かりました。
2023年の猛暑の影響などでコメの不足と高騰が続くなか、概算金の引き上げで、新米の価格がさらなる高値となる可能性があります。
(釧路市民)「代替がきかないので高くても買わなくちゃいけないかな。必需品なので仕方ないかなという気はしています」
8月30日から新米の収穫が始まった上川の東川町。
概算金の引き上げに農家はー
(高橋農園 高橋豊さん)「資材とか肥料も値上がりしていて、コンバインの整備費とか全部上がっている。上がらなければちょっと厳しいかなという面もあるので、見合った金額をもらいたいというのは本音」
一方、農水省はコメの買い占めが価格の高騰にもつながることから、消費者に冷静な購入を求めています。