【速報】差し戻し審は殺人罪認め懲役12年 元同僚教諭殺害の男 1審は懲役6年6か月 北海道
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北海道・帯広市で2022年5月、交際していた元同僚の高校教諭の女性(47)を殺害し遺体を林に埋めたとして、殺人などの罪に問われている元高校教諭の片桐朱璃被告(38)の裁判で、釧路地裁は「殺人罪」を認め懲役12年の実刑判決を言い渡しました。
2023年の裁判では、車の後部座席で片桐被告が「もう死ぬしかない」と言うと、女性は2回うなずき、互いの首をシートベルトで絞め合った行為や、女性に抵抗する様子がなかったなどとして、弁護側が主張する「承諾殺人」が認められ、懲役6年6か月の判決が言い渡されました。
しかし、検察側が控訴した2審で札幌高裁は、女性が片桐被告も死ぬことが前提に死を決意したと認め、1審判決を破棄し、審理を地裁に差し戻していました。
今月から始まった差し戻し審でも、片桐被告は「やったことについては間違いないが被害者が同意していたと認識している」と起訴内容を一部否認し、弁護側は改めて承諾殺人を主張していました。