“備蓄米放出” どうなるコメの価格 高止まりにどうなる消費者は?《新潟》
家計を直撃するコメの価格高騰についてです。農水省は先週、備蓄米の放出を発表しました。価格は下がるのか。消費者からは様々な声が聞かれました。
県内の様々なコメが並ぶ新潟市内の農産物直売所。「令和のコメ騒動」とも言われた去年夏のコメ不足から約半年。売り場には十分なコメがあるようにも見えますが…
〈買い物客〉
「ここはいっぱいある。スーパーはないところがある」
「おコメは高いかなと思います。いっぱい食べるんで」
コメ不足を受け、去年7月ごろから小売価格は徐々に上昇。1月は去年1月と比べて1.7倍ほどの高値となっています。そこで農水省は先週、備蓄米を放出すると発表しました。
〈江藤拓 農水相〉
「すごく悩みました。胃に穴が開くくらい悩みました。しかし他に手がない。他に手がないです」
備蓄米21万トンを3月半ばには入札した業者へ引き渡す予定で、価格高騰を抑制するための緊急措置となります。これによりコメの価格は下がるのか。消費者からは様々な声が聞かれました。
〈買い物客〉
「あまり下がらないんじゃないかなと思う。あまり期待してないです」
「安くなればいい。でもならなそう」
「値段を下げてほしいのと私の友人でシングルマザーの方がいて育ち盛りでおコメが高くて大変と言っていたので、もうちょっと家計に優しくしてほしい」
コメの価格を抑える一手となるのか。備蓄米は3月すえから4月にかけて店頭に並ぶ見通しです。