新潟米の認知度アップへ 留学生が輸出拡大のアイデアを発表するコンテスト ベトナムの具材を使ったおにぎりも登場《新潟》
新潟が誇るコメを留学生がPRしました。新潟米の輸出を拡大しようと開かれたコンテスト。どんなアイデアが飛び出したのでしょうか?
12月、新潟市の大学で開かれたアイデアコンテスト……マイクを握るのは海外からの留学生です。発表していたのは新潟米の魅力について……
〈イタリアからの留学生〉
「新潟のお米は品質が高いものなので価格を高めに設定してイタリアに輸出できれば」
〈モンゴルからの留学生〉
「安心な品質と健康的なライフスタイルがアピールできると思います」
県は新潟米の海外への輸出を進めています。
しかし、米どころとしての新潟の認知度は海外では低いといいます。
今回のコンテストは新潟米を海外へPRしようと県が企画したもので9組の留学生が挑戦しました。ベトナム出身の2人組が提案したのは……。
〈ベトナムからの留学生〉
「新しい料理ベトナムの味のおにぎりを開発することです」
近年、海外で人気を集める日本のおにぎり文化……2人はふるさとベトナムの家庭料理チャーボンを具材としたおにぎりを現地で販売することを提案しました。試作品も準備して審査員の胃袋も掴みます。
〈審査員〉
「おいしいですね。おコメ文化の国だけあってうまく合わせる方法を考えてらっしゃるなと……」
留学生たちは2か月の間、新潟米について調査するなど準備を進め母国に向けたPR動画も作成しました。
グランプリに輝いたのはイタリア出身のフラヴィオさんが発表した新潟のコメと海、伝統を巡る旅についてのアイデアでした。
〈イタリア出身・フラヴィオさん〉
「一番気付いたのはおコメのおいしさ。新潟のコメの甘さとか新潟のコメの味、香りに私は気付きました」
〈新潟県庁 食品流通課 湯田渉 課長〉
「国によって食文化が違うことを改めて気付きました。新潟のコメがおいしいことを知ってもらうために産地としての新潟を広めていく必要があると思っています」
留学生は今後一年間、アンバサダーとしてSNSなどを通じて海外へ新潟米の魅力を発信していきます。