地域航空会社「トキエア」は、札幌線に続き「仙台線」の運航を始めました。これまで新潟と仙台の移動は高速バスという人も多かったかもしれませんが、トキエアの所要時間は50分程。圧倒的に短い移動時間にさっそく日帰りで利用するビジネスマンの姿もありました。

飛行機の行き先は「仙台」

26日朝の新潟空港。飛び立った白い機体が向かう先は「杜の都」仙台。

地域航空会社トキエア第2の路線「仙台線」が就航しました。

仙台まで約50分

新潟空港と仙台空港を約50分で結びます。

新潟から仙台に到着した乗客
「速かったです、寝る間もないです。すごい楽になって、ちょっと遊びに行こうかという理由で行けるので楽」

日帰り利用の人も

新潟から仙台に到着した乗客
「これだけ来やすいと会議でも利用しやすい、来る機会は増えると期待している。帰りの8時のトキエアの便で帰るきょうの夜、日帰りで」

仙台からも到着

仙台からやって来た人たちも。

仙台からの乗客
「新幹線か磐越道を使っていたので（飛行機は）速くていいなと思った」
「朝と夜、ダイヤも使いやすいので、これから使っていこうと思った」
「車と違って普段見られない景色が見れるので非常にメリット」

新潟-仙台の主な交通手段

新潟と仙台。行き来する方法はこれまでは主に2つでした。

ひとつが高速バスを使ったルートです。新潟交通とジェイアールバス東北が一日4往復運行していて、およそ4時間半かかります。料金は3900円から5500円です。

もう一つが新幹線を使ったルート。

乗り換えによって異なりますが、バスよりもかかる時間は短くなります。

料金はおよそ1万9000円です。

トキエアの料金や所要時間

トキエアは、料金がバスに次いで安く、所要時間は50分程と圧倒的に短くなっています。

高速バスの利用者は

仙台線就航日の26日、高速バスで仙台に向かう人は…

高速バスの利用者
「（トキエアは）1時間ちょいで9000円くらいで行けるというのは見ました」

Qどういう基準でバスか飛行機か決めようと思いますか？

「タイミングとそのときの気分ですかね」

「選択肢が増えるのはうれしい」

高速バスの利用者
「僕は時間は多少かかってもいいので費用を一番考慮します。選択肢が増えるというのは嬉しいことではあるので利用も検討しようと思います」

トキエアが新たに選択肢に加わりました。

初便の乗客数は

26日の仙台線の搭乗者数は新潟発の初便に60人、仙台発の便に37人でした。

現在、週5日の運航ですが・・・

「毎日乗れるように」

トキエア　 長谷川政樹社長
「今は週5便ですのでデイリー化、いつでもトキエアに乗れる毎日乗れる状態に早く持っていきたい。次は中部国際空港を想定して準備に取り掛かっています」

地域航空会社として新たな一歩を踏み出したトキエア。

今後、佐渡や東京などへの就航も目指しています。


2024年4月26日「夕方ワイド新潟一番」放送より