埼玉県八潮の道路陥没事故を受け 大分市で下水道管の緊急点検 カメラで腐食や水の量を確認
道路が陥没しトラックが転落した埼玉県の事故を受け、大分県大分市では31日から下水道管の緊急点検を始めました。
1月28日、埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没しました。トラックが転落し、運転手の救助活動は現在も続けられています。
地下を通る下水道管の破損が陥没の原因とみられていて、国は今回と同じ規模の下水道管がある全国の自治体に対し、緊急点検を指示しました。
◆TOS鹿島佑里記者
「こちらの幹線道路近くのマンホールでは、市から委託された業者がカメラを入れて下水道管の状態を確認します」
大分市では該当する下水道管はないものの、31日から自主的に緊急点検を始めました。
設置から50年以上が経過し、幹線道路の近くにある下水道などを対象としていて、点検は宮崎交差点近くでも行われました。
こちらでは業者が国道の下を通る下水道管にカメラを入れ、腐食がないかや水の量を確認していました。映像を解析するなどして結果は3~4日後に判明するということです。
◆大分市上下水道局下水道施設管理課東海林正光さん
「市民が心配しているということもあり、市民生活、社会的影響の大きい重要な施設を選定して緊急点検を行っている。より進捗するように取り組みをしていきたい」
市は31日、あわせて2か所で点検を行いましたが、必要があると判断すればほかの場所でも随時、点検を実施するということです。