長野市の清泉女学院大学は2027年4月に農学部を開設する方針を明らかにしました。農業だけでなく、広い分野が学べ地域課題を解決する人材の育成を目指します。

農学部の開設は11日の会見で明らかにしたものです。清泉女学院大学は来年度から清泉大学に名称を変更し、全学部が共学となります。開設する農学部は農業だけでなく、経済経営学やデジタル・AIなど広い分野を学べ、スマート農業の実現や地域振興につなげたいということです。

清泉女学院大学 田村俊輔学長
「農業はいいものなんだ楽しいものなんだと。これで暮らしていけるもの。農業の新しい形を作っていかない限り、農学部はなかなかうまくいかないと思う」

校舎は千曲市の旧更埴庁舎の跡地を検討していて、建設されれば、市内では初となる高等教育機関になります。

千曲市 小川修一市長
「農業だけではない広い範囲の学びの取り組みをされる。地域課題の解決にもつながるような学びが展開されるのではと大いに期待している」

今後、千曲市は大学の公開講座や地域のフィールドワークに協力していきたいとしています。清泉大学農学部は2027年4月に開設されます。