教え子4人亡くした尾木ママ「みんなで見守っていますよ」軽井沢スキーツアーバス事故9年を前に現場へ
北佐久郡・軽井沢町で大学生など15人が死亡した「スキーツアーバス事故」から15日で9年になります。
4人の教え子を亡くした教育評論家の尾木直樹さんなどが13日、事故現場近くの慰霊碑に花を手向けました。
13日、軽井沢町のバスが転落した現場に訪れたのは法政大学の名誉教授で教育評論家の尾木直樹さんと大学後援会の約30人です。
事故が起きたのは2016年1月15日の未明。
軽井沢町の国道でスキーツアーバスが道路脇に転落し、乗っていた大学生13人を含む15人が死亡しました。
尾木さんはこの事故で大学の教え子4人を亡くしています。
【尾木直樹さん】
「今年も……。また来ました…。」「みんなで見守っていますよ…。どうもきょうはゆっくりしてくださいね」
痛ましい事故から13日で9年。
事故に遭わなければ働き盛りの30代になるはずだった教え子たち。
【尾木直樹さん】
「写真を前にすると命をなくすっていう意味を感じる。(犠牲者は)何の変化も起きないわけで。だから生き残っているわれわれが彼らの分まで生きなきゃっていうのは本当なんだなと、実感が湧いてきます」
15日には遺族などがこの場所で祈りを捧げる予定です。