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【岩手山入山規制】八幡平市観光協会が規制緩和を市に要望へ 紅葉と秋の観光シーズン本番を前に 岩手

2024年10月8日 18:33
【岩手山入山規制】八幡平市観光協会が規制緩和を市に要望へ 紅葉と秋の観光シーズン本番を前に 岩手

 岩手山の噴火警戒レベルが2に引き上げられ、全ての登山道が閉鎖されたことを受け、岩手県の八幡平市観光協会は8日、規制の緩和を求め、市に要望する方針を決定しました。

記者「紅葉の見ごろを迎えた八幡平。しかし、麓のイベントでは影響が出ています」

 8日開かれた八幡平市観光協会の事業委員会。市内で観光業を営む人たちなどが出席し、来週開催予定の「八幡平紅葉まつり」のウォーキングのあり方について協議しました。

 まつりで毎年人気を集めている、ウォーキングの3つのコースのうち、七滝を目指すコースと魚止めの滝を目指すコースは、登山道を通ります。

 会議では、この2つのコースは登山道が閉鎖されていることから、今年度の中止を決定。残る1つのコースは定員を増やし、参加料金も割引くことにしました。

八幡平市観光協会 事業委員会 本田哲也委員長
「(警戒が必要な)2キロ圏内からは七滝(コース)は外れているので、入山口から規制でなければ、安全に見てもらえる場所だとは思うが、見せることをできなくて残念だと思う」

 また、レベル2は噴火口から2キロが警戒範囲となっていることから、その外側は規制を緩和するよう求める要望書を八幡平市長に提出することにしました。

10月下旬にかけて見頃を迎える八幡平の紅葉。

八幡平市観光協会 海藤美香さん
「この広範囲に渡る大自然だからこそ勘違いされやすいが、岩手山は 岩手山。八幡平は八幡平。日本百名山。それぞれ異なって いるので安全地帯ということで 、たくさんの人に楽しんでもらいたい」

 八幡平では、今週末は山賊まつり、来週末は紅葉まつりとイベントが続き、秋の観光シーズン本番を迎えます。

    テレビ岩手のニュース