小林製薬製の「紅こうじ」を含んだ加工食品で健康被害が相次いでいる問題です。尾花沢市ふるさと振興公社が販売した醸造酒に小林製薬製の紅こうじが使用されていたことが分かり公社は27日、自主回収すると発表しました。今のところ健康被害の報告はありません。

自主回収するのは尾花沢市ふるさと振興公社が販売した醸造酒「おばねのどぶろく花笠みぞれ（紅）」です。公社によりますとこの醸造酒には小林製薬が回収を決めた「紅こうじ」が使用されていました。去年12月8日から30日まで尾花沢市の「花笠高原荘」、「徳良湖温泉花笠の湯」「道の駅ねまる」の3か所で限定販売されました。
64本が製造され主に地元の人が購入したということです。これまでのところ健康被害を訴えた人は確認されていません。
尾花沢市ふるさと振興公社は購入した客に対し商品を着払いで送付するように呼びかけています。問い合わせ先は電話番号0237-23ー3261です。なお、現在販売している「おばねのどぶろく花笠みぞれ（白）」には紅こうじの使用はない、とし販売を継続するということです。