遊佐町沖の洋上風力発電事業 2月下旬に地域振興策の説明会 4月からは地盤調査
12月に事業者が決まった遊佐町沖の洋上風力発電事業で今年度の第1回検討部会が、30日開かれました。地域振興策の説明会や地質調査の日程など今後の予定が示されました。
遊佐町で開かれた会議には漁業関係者や商工団体、地域住民などおよそ50人が参加しました。
会議では始めに、大手総合商社「丸紅」やイギリスの「BP Iota」それに地元酒田市の総合建設業「丸高」など5社による「山形遊佐洋上風力合同会社」が洋上風力発電事業者に決まったことが報告されました。
15メガワットの大型風力発電設備を30基建設する計画です。また、2月下旬には地域振興策の概要説明が行われるということです。3月下旬には漁業への影響調査に向け動きだすほか、4月からは調査船を使った海底地盤調査が始まることなどが報告されました。遊佐町沖の海域で風力発電建設に向けた取り組みが本格化することになります。
漁業者は「遊佐町沖洋上風力設置に関して漁業者はそんなに悪い返事はしないと思う。反対もしないけどもおおよその漁業者は様々な不安をいまだに持っているのが現状」
説明会や調査が順調に進めば、4年後の2029年3月には洋上の基礎工事が始まり、5年後の2030年6月には運転開始の見込みです。