アツアツの寒だら汁に舌鼓 庄内地方の冬の味覚堪能 今後もイベント続々
山形県庄内地方の冬の味覚「寒だら汁」を楽しむイベントが21日、鶴岡市の商店街で開かれました。アツアツの旬の味を求めて例年を上回るおよそ2万人が訪れにぎわいをみせました。
寒ダラ汁は日本海の荒波でもまれアブラがのった寒ダラをぶつ切りにして味噌仕立てにして味わう庄内を代表する冬の味覚です。
口の中でホクホクと崩れる身や白子、岩のりなどいまが旬の海の幸を楽しめます。鶴岡市の鶴岡銀座商店街で開かれた「日本海寒鱈まつり」には鮮魚店など11店舗がブースを設け、寒だら汁を提供しました。
店員「いらっしゃいませー」「はいどうぞー」「何杯用意?1000杯以上は準備しました」
各店舗がそれぞれ自慢の味を準備。お目当ての一杯を求めてブースの前には長蛇の列ができました。
天気はあいにくの雨でしたが、鶴岡銀座商店街振興組合によりますと、例年を上回るおよそ2万人が来場したということです。
商店街は寒だら汁を堪能する人たちでにぎわいをみせていました。
来場者「おいしい。温かい」「雰囲気いいですね。いろんなお店がいろんな味で出店していてにぎやかでいいと思う。いっぱい食べたいと思う」
中にはユニークな一杯を提供するブースもありました。
酒田調理師専門学校のブースで煮込まれていたのは豚肉やネギ、ダイコンが入った透明なスープです。
学生「これね 辛味があっておいしいんですよ。ちょっとピリ辛でコショウが効いててネギと大根の甘みがある」
学生たちがアイデアを出し合い中華料理をアレンジしたオリジナルのたら汁です。
学生「普通の寒だら汁と違う。みなさん寒だら汁提供しているがうちはこういうので勝負していこうかなと。料理名は?えーっと何とかタン・・・レンゴウタンです」
さらにことしは商店街の一角で庄内18か所の酒蔵の日本酒を飲み比べできる「庄内酒まつり」が同時開催されました。
お酒を楽しんでる人「おいしいです。最高です。(ずいぶん飲みましたね?)大分飲んだねー最高!」
来場者はアツアツの寒ダラを肴にコメどころ庄内の地酒を堪能していました。
県内では庄内の冬の味覚寒だら汁を楽しめるイベントが各地で開催される予定です。鶴岡市の庄内観光物産館では1月28日日曜日まで寒だら汁を味わえる「寒鱈祭」が実施されるほか、28日は山形市の道の駅やまがた蔵王で寒だら汁の出張提供、酒田市中心部では「酒田日本海寒鱈まつり」が開催される予定です。