鶴岡市で庄内柿の収穫最盛期 猛暑で日焼け被害も日照時間長く甘み増す
庄内の秋の味覚・庄内柿の収穫がいま、山形県鶴岡市の園地で最盛期を迎えています。
庄内柿は種がなく、豊富な果汁と濃厚な甘みが特徴です。
鶴岡市松根にある鈴木正衛さんの畑では、庄内柿の主力品種「平核無」の収穫作業がピークを迎えています。ことしは記録的な猛暑に頭を悩まされたといいます。
「猛暑が続いたことで柿の実が日焼けする日焼け果が非常に多く、摘果をして調整したがやはり量的に少ない状況」
色づきが例年より1週間ほど遅れたほか、一部の果実に日焼けの被害があり、ことしの収量は平年の7割ほどのおよそ1トンに落ち込む見込みだということです。
その一方で、ことしは日照時間が長いことで実の甘みが増し、糖度が高くなめらかな味わいに仕上がっているといいます。
生産者鈴木正衛さん「日光にいっぱい当たるということは光合成で甘くなる。味を楽しんでもらいたい。ぜひいっぱい食べてほしい」
収穫されたカキはこのあと渋抜きを行い、地元の産直施設に出荷されます。庄内柿の収穫は11月10日まで続くということです。