「初動体制を早く確立するのが重要」 置賜総合支庁で大雨特別警報想定した訓練
米沢市では10日、置賜全域に大雨特別警報が発表されたことを想定した訓練が行われ、山形県の職員らが、情報共有の手順などを確認しました。
この訓練は、地震や大雨などの災害が発生した際の、迅速な対応に繋げようと、置賜総合支庁で毎年実施しているものです。訓練は、置賜全域に大雨特別警報が発表されたことを想定。被害をとりまとめる班や気象情報をまとめる班など、職員が3つの班に分かれて対応にあたりました。
「小白川鉄橋が崩落。鉄道については米坂線の米沢ー坂町で上下線運転見合わせ」
集まった各地の被害状況は、確認しやすいようにホワイトボードや地図にまとめていきます。防災担当職員のほか、緊急時に対策本部で業務を行う別の部署の職員など、合わせて15人が参加し、情報収集から被害のとりまとめまでの流れを確認しました。
県置賜総合支庁防災安全室 早川昭博室長補佐「大規模災害時はいかに初動体制を早く確立するかが重要。ゲリラ豪雨など大雨が頻発している状況。来年また豪雨が来るかもしれないので常に意識をしながら取り組んでいきたい」
県は、災害発生時にラジオやインターネットなどを活用し、各自治体が発信する被害状況や避難所の設置状況に注意していほしいとしています。