庄内や最上に大雨特別警報が出された記録的大雨から29日で5日目です。鮭川村ではいまも、村内全域の8割を超える世帯で断水が続いています。給水車が稼働中の鮭川村役場から中継です。

【リポート山川麻衣子】
鮭川村役場に来ています。鮭川村役場周辺では浸水の被害はありませんが、今月26日未明から断水が続いています。

28日時点でおよそ1130戸で断水が続いています。これは村内の全世帯の8割を上回る数字です。村内では合わせて9箇所で村民への給水を行なっています。

役場庁舎前にも給水車が稼働していたのですが、2時間ほどで2トンのタンクが空になり、いまは補給のため金山町に戻って、水を補充しているということです。鮭川村の応援の要請を受けて、給水車を派遣している金山町環境整備課の長倉章課長補佐です。

金山町環境整備課・長倉章課長補佐
「28日は朝8時から夜9時までフル稼働し、２トンの水が2時間でなくなるので、金山まで7往復して水を補給した」

給水に訪れた小学生2人を連れたお母さんから話を聞いたところ、28日も20リットルのタンク2つ分を給水したが1日でなくなってしまった、洗濯できないのが困ると話していました。鮭川村役場によりますと、早いところでは29日から5日程度で復旧する見込みの地域もあるとのことです。1日でも早い復旧が待たれます。