南陽市の温泉保養施設「ハイジアパーク南陽」 利活用する事業者の応募なし 改めて内部で検討へ
2021年に閉館した南陽市の温泉保養施設「ハイジアパーク南陽」について、市は土地と建物の利活用を進める事業者を募集していましたが、期限の15日までに応募した事業者はなかったと16日、発表しました。
南陽市の「ハイジアパーク南陽」は1992年にレジャー施設としてオープン。2019年度までの27年間でおよそ441万人が利用しましたが利用者の減少を理由に2021年に閉館しました。
その後、山形市出身の工業デザイナー奥山清行さんを中心に新たな温泉リゾート施設「四季南陽」として再整備が進められていましたがおととし8月、旧本館の広範囲でアスベストを含む建材が使用されていることが発覚し計画は中止となりました。
旧ハイジアパーク南陽は本館が鉄筋コンクリート造り土地面積はおよそ12万平方メートルで南陽市は、去年10月から建物や土地の利活用を進める事業者を全国的に募集してきました。南陽市によりますと募集期限の15日までに現地視察も含め合わせて4つの事業者から問い合わせがあったももの、具体的な事業提案はなかったということです。市は、現時点で具体的な利活用の方針は決まっていないとし、今後については改めて内部で検討を進めていくとしています。