建物全体が一本の木に 斬新デザインの新山形市民会館 内部イメージ公開
2029年7月にオープン予定の山形市の新たな市民会館に関するシンポジウムが13日開かれ、詳しいコンセプトや建物内部のイメージがお披露目されました。
こちらは旧県民会館跡地に建設を予定している新しい山形市民会館のイメージ模型です。
建物全体を一本の大きな木に見立てた独創的なデザインが特徴です。
佐藤孝弘 山形市長「誰もが何度でも立ち寄りたくなる場所として新たな市民会館を皆さんと一緒に作り上げていきたい」
シンポジウムにはおよそ550人の市民らが出席し、設計を担当した建築家が建物の詳細を説明しました。
建築家平田晃久さん「1階は木陰のような気軽に立ち寄れるようないろんなことが起こる場所に。2階にはフィルムライブラリーがあり、ドキュメンタリー映画祭の山形にふさわしい映画を見たりすることができる楽しい場所に。大ホールは洞窟のような他にないようなユニークなものに。屋上は山形の山々が見渡せるような場所になっていて観光客がいつもにぎわっているような場所にしたい」
建物の外側は至る所に木が植えられるなど開放的なデザインが目を引きますが、気になるのは冬場の雪対策です。
建築家平田晃久さん「はみ出している部分は落葉樹を採用して雪がたまらないようにする。安全性を確実に確保するよう責任を持って仕事していきたい」
市民「子どもとも一緒に楽しめていろんな人と交流できる場所になったらいい。ご飯食べにコーヒー屋さんがあればいい」
参加者「わくわくするようなものになりそうで楽しみ。ビッグツリーという形は市民と一緒に考えていったときに正解の形になるんじゃないか」
新たな市民会館は2029年7月のオープンを予定しています。