監視カメラが捉えた クマがサクランボ食い荒らす姿 南陽市の園地に出没相次ぐ
南陽市のサクランボ園地でクマの出没が相次いでいます。こうした中、27日朝、サクランボを食い荒らすクマの様子を監視カメラが捉えました。
午前5時過ぎ、南陽市宮内のサクランボ園地で撮影された映像。木の上で動く黒い物体の正体は「クマ」です。クマは枝に手を伸ばし、真っ赤に実ったサクランボを次々と食べています。
クマはおよそ30分ほど木の上でサクランボを食べた後、やぶの中へと入っていきました、
25日午前、50代の男性が所有する南陽市宮内のサクランボ畑でおよそ70センチのクマ1頭が目撃されました。猟友会が警戒のため、監視カメラを設置した所、クマが再び現れたということです。
「木になっている実をほとんど食べた。10キロか15キロくらい」
「折れている枝は全てクマ」
所有者の男性によりますとサクランボの木1本から収穫直前の早生品種「紅さやか」の実、およそ10キロが食い荒らされていました。
(収穫はいつの予定だった?)「あと3日か4日だった」
(収穫直前のサクランボ?)「食べごろの時」
クマの出没を受けて園地では、急きょ、動きを感知して大きな音を鳴らす機械を設置したほか、猟友会が27日、わなを設置するなど、警戒が続いています。
被害にあった男性「クマは毎日来ていて仕事もしにくい。できれば山に入っていてほしい」
県はホームぺージでクマの出没状況や背中を向けずにゆっくりと立ち去るといった対処法を掲載し、注意を呼びかけています。