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「水が早くほしい」断水続く石川県の被災地 山形市職員が給水活動 移動阻む道路状況

2024年1月10日 18:18
「水が早くほしい」断水続く石川県の被災地 山形市職員が給水活動 移動阻む道路状況
能登半島地震が発生してから10日で10日目。ほぼ全域で断水が続く石川県の珠洲市や七尾市で給水支援を行っている山形市の職員から被災地の今を聞きました。

元日に発生した能登半島地震は発生から10日目です。石川県では9日午後2時時点で、12市町の合わせておよそ5万9000戸で断水が続いています。
県内からも支援部隊が続々と派遣されています。山形市からは上下水道部の職員4人と、2トンの水を積める給水車が、被災地に向け出発しました。
10日午前、被災地で支援活動を続ける担当者から電話で話を聞くことができました。

山形市上下水道部/下水道建設課・庄司真一さん「7日に石川県珠洲市に入った。珠洲市内の医療機関に給水活動を行った。水は大変助かるということで、けっこうな量を私たちだけでなく、ほかの事業体も病院に給水している状況」

珠洲市は今なお、ほぼ全域で断水が続き、給水車に水を積むには隣町まで行く必要があるといいます。

山形市上下水道部/下水道建設課・庄司真一さん「珠洲市では補水する場所がなく、隣の能登町まで行って補水している。片側交互通行やひび割れ、段差などがあってゆっくり走らなければならず、時間はだいぶかかってしまうので、なかなか給水の量が増えない」

給水車の行く手を阻む倒壊した家屋や、ひび割れた路面。支援の動きに影響を及ぼしているのはこれだけでなく…。

山形市上下水道部/下水道建設課・庄司真一さん「こちらは天気がけっこう変わるようで、先ほどまで天気よかったのにすぐ雪降る。雪が降ると道路状況が全然分からない。ひび割れや段差が確認できないので慎重な運転になる。渋滞が激しくなっていた」

そんな中、10日は午前中から避難所になっている七尾市の小学校で給水活動を行ったということです。

山形市上下水道部/下水道建設課・庄司真一さん「水が早くほしい、水道が通ってほしいという声を聞く。被災者の方々大変ですので、少しでも応えられるように頑張りたい」

現在活動中の山形市の職員は12日に、新たに市から派遣される職員と交代する予定です。
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