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特産「だだちゃ豆」山形県鶴岡市内の畑が全て浸水 記録的大雨で 収量大幅減少の懸念も

2024年8月14日 19:19
特産「だだちゃ豆」山形県鶴岡市内の畑が全て浸水 記録的大雨で 収量大幅減少の懸念も

7月の記録的な大雨によって、山形県鶴岡市特産の夏の味覚「だだちゃ豆」の畑が市内で全て浸水していたことがわかりました。水に浸った豆のさやが病気にかかり、収量が大きく減る被害も出ています。

鶴岡市によりますと、市内にはだだちゃ豆を含む枝豆畑があわせて516ヘクタールありますが、7月25日の大雨によって全ての畑が浸水したということです。鶴岡市寺田の小池貴士さんの畑では当時、だだちゃ豆の品種「早生甘露」が収穫期を迎えていました。畑から排水する対策を取っていましたが、排水先の堰から水があふれ、「早生甘露」の畑に水がたまってしまいました。
水に浸かったさやは黒く変色するなどの病気にかかり、想定していた収量のおよそ8割が収穫できなかったということです。

小池貴士さん「ここの部分で約2.5トン収穫したいと思っていたが収穫量が500キロだったので。2.5トンを5日くらいで取るが、1日500キロ取れるものが100キロくらいしかなくて。全然収穫ができない本当に5日間、毎日つらかった」

さらに、6月ごろから風の強い日が多かった上、12日に東北に上陸した台風の影響もあり、枝が曲がったり折れたりする被害も出ているといいます。

小池貴士さん「倒れて折れたところはもう栄養がいかないので枯れてしまう。だいたい収穫量が20%減になる」

だだちゃ豆の生育にとって厳しい年となっていますが、小池さんの畑ではこれから収穫期を迎える人気品種「白山」は順調に育っているということです。

小池貴士さん「白山の枝は倒れそうかなと思ったけど倒れてなくて雨も逃れて風にも耐えた。山形の大雨のニュースが全国的に流れていてすごく問い合わせを受けるが現状心配ないというのを伝えたい。白山はことしもおいしいので日照時間で収穫時期が遅れているが、もう少し収穫まで待ってほしい」

小池さんの畑の「白山」はあと1週間ほどで収穫期を迎える見込みです。一方で、関係者によりますと、7月に日照時間が短かったことや大雨の影響によって、「白山」についても市内全体の収量は減る懸念があるということです。

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