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蔵王の樹氷が順調に成長 スキー場のロープウェイの混雑解消に事前購入システム導入

2024年12月27日 17:09
蔵王の樹氷が順調に成長 スキー場のロープウェイの混雑解消に事前購入システム導入

27日に撮影された山形市・蔵王の樹氷です。今シーズンは降雪に恵まれ、樹氷も大きく成長しているということです。冬の観光シーズンを迎え、多くのスキーヤーなどが蔵王に訪れる中、観光客の混雑解消へ向け対策が始まっています。

山形市の蔵王温泉。スキー場は12月14日にオープンしました。

中国から「景色がとてもきれいです」
シンガポールから「蔵王はとてもいいよ特別なクリスマスだったよ。雪が見れてとてもラッキーだったよ」

蔵王索道協会によりますと、ことしは降雪に恵まれ、27日現在、14ゲレンデ中、12ゲレンデで滑走可能になっています。雪質はさらさらのパウダースノーだということです。

中川悠アナウンサー「屋根の雪が何層にもなっています、かなり積もっていますね。蔵王温泉も本格的な雪のシーズンになりました。そんな中、蔵王では新たな取り組みも始まっています」

蔵王ロープウェイ・蔵王山麓駅です。昨シーズン、駅はインバウンド客などで混雑していました。

市・観光戦略課の担当者はー。

山形市観光戦略課 工藤秀之係長「昨シーズンまで搭乗券は当日購入のみだったのでそのために2時間以上待ってもらうような状況が発生していた」

市は、観光客の混雑解消策として、12月19日から搭乗券の事前購入システムの運用を始めました。ロープウェイのホームページで利用日の1週間前から当日30分前まで購入可能で、山麓駅窓口の端末で発券します。

山形市観光戦略課工藤秀之係長「事前購入者優先レーンと通常レーンの2つに分けて乗車する方式にしたことで昨シーズンまでの2時間待ちの状況は改善された」

当日の予約状況はJR山形駅の観光案内所などに設置された電子看板で確認できます。

一方、インバウンド客の受け皿として、温泉街に新たな宿泊施設がオープン。廃業した旅館を改装し、営業しています。

林檎屋オーナー高橋僚さん「やはり温泉もあるし宿泊業として憧れの場所だったので今回このように開業したのはいい機会だった。3月10日までほぼ満室状態。うちの場合、95%ぐらい海外からの客になっている」

活気づく蔵王ー。今シーズンもインバウンド客などでにぎわいを見せそうです。

最終更新日:2024年12月27日 20:43
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