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梅雨の時期を前に訓練 最上川の堤防が決壊したとの想定 情報伝達や排水設備の操作手順確認

2024年5月15日 17:25
梅雨の時期を前に訓練 最上川の堤防が決壊したとの想定 情報伝達や排水設備の操作手順確認

梅雨の時期を前に、大雨で最上川が氾濫したことを想定した訓練が15日、酒田市で行われました。

「最悪の場合には堤防から越水や破堤する可能性もあり現時点において避難指示の検討をお願いします」

国土交通省酒田河川国道事務所で行われた訓練は大雨で最上川の水位が時間を追うごとに上昇し、最後には堤防が決壊したとの想定で行われました。
訓練は毎年、梅雨に入る前のこの時期に行われていてことしは山形地方気象台のほか、酒田市と庄内町の職員が参加しました。
河川国道事務所の職員は水位の状況に応じて関係機関への情報伝達方法を確認しました。さらに氾濫の恐れが出た場合は排水設備の操作手順なども合わせて確認していきました。
また自治体に対し川が氾濫した場合に想定される被害を説明し、地域住民に避難を呼びかける検討を求めました。

酒田河川国道事務所 郡山秀樹副署長「各地からの情報、現場からの情報をしっかりと聞き留めてそれを確実に間違いない情報を伝えていくことが大切。情報を自治体に伝え、しっかりと地元住民に伝えてもらい避難活動に役立ててもらいたい」

酒田河川国道事務所は訓練をすることで「有事の際には正確な情報を迅速に伝えられるよう生かしていく」としています。

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