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一足早く「花見の宴」 日本一出荷が早い加温サクランボ生産地の東根市で

2024年1月30日 18:18
一足早く「花見の宴」 日本一出荷が早い加温サクランボ生産地の東根市で

日本一出荷が早い加温サクランボの生産を行う山形県東根市で、一足早い「花見の宴」が30日、開かれました。

「花見の宴」は、東根市農協加温サクランボ生産組合が開いています。新型コロナウイルスの影響で去年までは感染対策を取って実施していましたが、今年からは例年通りの開催です。東根市神町の須藤一元さんのビニールハウスは、生育を早めるため室温が20度前後に保たれています。
今年は日中の気温が高い一方、朝と夜の気温は例年通り低かったため、温度管理が難しかったということです。また、開花が早まった影響で、すでに散り始めている花も多くありました。

須藤一元さん「平年並みの方が一番ありがたい。大雪はいらないがいいサクランボがなりそうなので今から気をゆるめずにおいしいサクランボを作っていきたい」

花見には東根市の土田市長や地元の生産者らが参加し、ことしの豊作を願いながらサクランボの木の下で酒を酌み交わしていました。

参加者「束の間の休息。日頃の仕事が多忙なのでこういった一瞬の休息がうれしい」
参加者「暖冬で生育が進んでいる。燃料が高騰しているときにあまり燃料代がかからず順調に生育しているのでこのままいくことを期待している」

ことしの加温サクランボは、2月下旬から出荷が始まる見込みです。

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