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今も焦げ臭く 南陽市の大規模山林火災から1か月 入山規制が解除された山にカメラが入る

2024年6月4日 17:21
今も焦げ臭く 南陽市の大規模山林火災から1か月 入山規制が解除された山にカメラが入る

山形県南陽市でおよそ140ヘクタールを焼いた大規模な山林火災は発生から4日で1か月が経ちました。入山規制が解除された火災の跡地にカメラが入りました。

5月4日に南陽市の秋葉山で発生した大規模な山林火災、実に9日間にわたり燃え続けました。焼失面積は判明しただけで137ヘクタールとなり、県内で発生した山林火災としては過去最大規模となりました。
市や消防などによりますと、この火事で、火を消そうとした70代の男性が両足にやけどをしました。
5月27日に入山規制が解除されたことから、4日、火災があった秋葉山の山中に入りました。

記者リポート「秋葉山に向かう山道です。ところどころ焼けたとみられる草木が黒くなったり枯れたりしています」

秋葉山の山小屋「秋葉山荘」周辺です。周辺の木々は広い範囲で黒く焼け焦げています。

記者リポート「こちらは山小屋だったと思われる建物。基礎がむき出しになり柱も真っ黒に焼け焦げている。周辺には今も焦げ臭いにおいが立ち込めています」

今回の山林火災では、山小屋のほか、設置されていたトイレや付近のソーラーパネルなど合わせて3棟が焼けています。市によりますと再建のめどは立っていません。
また、市が周辺の農業被害を調査したところ、この火災により、ラ・フランスやリンゴの木の葉や花芽が焼ける被害が確認されています。
警察と消防は、5月15日から、5回ほど現地調査を行いましたが出火原因の特定には至っていません。
市は、風の強い日は火を使用しないことや、事前に消火する準備をするなど山での火の取り扱いに注意を呼びかけています。

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