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南三陸町のワカメやめかぶなど特産品が酒田市内の仏壇店で販売 震災以来交流続ける商店街を支援

2025年3月12日 18:19
南三陸町のワカメやめかぶなど特産品が酒田市内の仏壇店で販売 震災以来交流続ける商店街を支援

東日本大震災の発生から14年が過ぎました。被災地の1つ宮城県南三陸町の特産品を買うことで支援につなげようという「美味しい物フェア」が12日から酒田市内で始まりました。市内の仏壇店が会場です。

佐藤幸美さん「ワカメは買った?」お客さん「ワカメ買ってないそういえば」「はいワカメ」

この取り組みは、酒田中通り商店街の「仏壇のさとう」が、東日本大震災が発生した3月11日にあわせ、2015年から毎年行っているものです。仏壇仏具が並ぶ店内には南三陸町のコーナーが設けられ、特産のワカメやめかぶ、かまぼこなどの練り物、海苔など、あわせて15種類の海産物が並べられました。これらはすべて店主の妻の佐藤幸美さんが震災以来交流を続ける「南三陸さんさん商店街」を11日に訪れ、段ボール箱16個分を仕入れて来たものです。

佐藤幸美さん「最初は炊き出しとか復興市の参加とかだけだった。向こうの商店街の人たちも自分たちもそうだろうけど義援金もありがたいけど店のもの買ってもらった方がありがたいじゃないですか。観光とか物を売る買うというのが長続きするのではないか」

南三陸町のおいしい海産物を毎年楽しみにしている市民も多く、午前9時の開店直後から買い物客が訪れ、お気に入りの品を買い求めていました。

買い物客は「前にワカメ買ってすごくおいしかったので南三陸のものがおいしかったので買う」
買い物客は「どこもここも同じ。酒田だって去年の豪雨などあったからお互い様だから。頑張ってくれとは言えないけど頑張ってほしいね」

今年は震災の被災地でもあり、山林火災で大きな被害が出た岩手県大船渡市への支援を呼びかける募金箱も店内の一角に設置されました。この「南三陸町美味しい物フェア」は、例年1週間ほどで、商品が売り切れ次第終了するということです。

最終更新日:2025年3月12日 19:31
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