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台湾からの観光客と交流を続けている飯豊町の農家民宿「力になりたい」 台湾地震の被災者支援へ

2024年4月9日 18:10
台湾からの観光客と交流を続けている飯豊町の農家民宿「力になりたい」 台湾地震の被災者支援へ

4月3日、台湾を襲った大地震から10日で1週間となります。13人が死亡し今も6人の行方が分からないままです。山形県内でも支援の輪が広がる中、飯豊町で台湾人観光客と交流を続けている飯豊町の農家民宿も力になりたいと話しています。

3日に発生した台湾の大地震。最大震度6強の揺れは、建物の損壊や倒壊を引き起こし、これまでに13人が死亡、1000人以上がけがをしています。今も6人の行方が分かっていません。

「結構前から来ていてにぎやかに楽しんでもらっているので今回の地震はびっくりした」

飯豊町の農家で兼業で民宿を営む、伊藤和憲さんと妻のふみさんです。
飯豊町は、10年以上前から台湾人旅行客の受け入れを積極的に行っていて、年間で1000人以上、昨年度は6000人を超える観光客が訪れました。台湾には、日本の雪深い田舎町を好む観光客も多く飯豊町の農家民宿にも根強いファンがいます。
このうち中津川地区に7軒ある「農家民宿」にはこれまでに合わせて1200人以上の台湾人観光客が訪れています。

伊藤和憲さん「どぶろく飲んだりして台湾の食事は日本と違って食べるときはみんなで食べて飲むときはみんなで飲む。誰かが酒を飲んだらみんなで乾杯する。なかなか慣れずすぐに飲もうとしてしまうと『お父さんダメダメみんな乾杯』と話す」

台湾からの観光客は明るく陽気な人が多いといいます。
伊藤さんの民宿には、ことし1月にも台湾から来た夫婦が宿泊しています。地震の報道を見てすぐに連絡を取りました。

伊藤ふみさん「通じるか分からなかったが地震大丈夫?と聞いたらすべて無事で(※返信来たときは?)とてもうれしかった無事でよかったなと思って」

地震発生を受けて、伊藤さんを含む7軒の農家民宿では、今後、台湾に対し義援金を送る予定です。伊藤さんはこれまで元気をくれた台湾の人たちの力になりたいと話します。

伊藤和憲さん「落ち着いたらまた来てくださいというのもおかしいかもしれないが来ているお客さんも心配だし何か一つでもお手伝いできることがあれば民宿としても協力したい」

また、飯豊町では、庁舎内で募金箱を設置しているほか、町の観光協会も今後、町内の観光施設で台湾への義援金を呼びかけていくとしています。

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