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高畠・橋梁補修工事官製談合事件 逮捕の町職員「入札の予定価格を知りうる立場」町長らが陳謝

2025年2月17日 12:06
高畠・橋梁補修工事官製談合事件 逮捕の町職員「入札の予定価格を知りうる立場」町長らが陳謝

高畠町職員の男らが逮捕された入札妨害事件で、職員の男は25年にわたって技術部門で勤務していて、業者に教えたとされる入札の予定価格を知りうる立場だったことが分かりました。

官製談合防止法違反などの疑いで逮捕・送検されたのは、高畠町建設課スマートIC・道路河川係長の小梁川守容疑者(49)と、南陽市の明光技研の社長・高橋則雄容疑者(58)です。

警察の調べによりますと、小梁川容疑者は高畠町が去年11月に行った複数の橋の補修設計に関する指名競争入札について、高橋容疑者に対し、入札の秘密事項である予定価格の税抜き金額を教えるなどし、公正な入札を妨害した疑いです。この入札には4社が参加し、高橋容疑者の会社が1450万円で落札していました。警察はこれまで2人の認否を明らかにしていません。

高梨忠博町長「この度は大変申し訳ございませんでした」

高畠町の高梨忠博町長は17日午前、会見を開き、陳謝しました。町の説明によりますと、小梁川容疑者は1994年4月に土木技師として町に採用され、2017年から、建設課の道路河川係長として勤めていました。また、今回の入札時、小梁川容疑者は、部下から予定価格の報告を受ける立場だったということです。

最終更新日:2025年2月17日 12:06
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