地域に伝承されてきた「庄内凧」 三川町の小学生が自作し揚げる 半世紀近く続く伝統行事
山形県三川町の小学校で30日、児童が自分たちで作ったたこを揚げる伝統行事が行われました。
「せーの!引っ張れ引っ張れ」
風に乗って空を舞うのは庄内地方伝統の「庄内凧」です。冬の強風に耐えられるようしっかりとした骨組みで作られているます。
三川町の東郷小学校では地域に伝承されてきた「庄内凧」を子どもたちにつなげるため伝統行事としてたこ揚げを50年近く行っています。
たこは地域住民の協力のもと児童が自分たちで絵をかいて骨を組み立てました。
凧の紹介4年生「習字で凧に『平和』を書いたらこの町が平和になる」
6年生「巳年なのでへびと6年間、たくさんの仲間たちと過ごして遊んだ東郷小学校なのでお世話になったので描きました」
3年生から6年生がたこ揚げに挑戦。風に乗ったたこが空高く舞いあがります。中には100メートル近く糸を伸ばしてたこを操る児童もいました。
「いったの100メートル?ほぼいってる凄すぎる」
児童 2組「こんなに飛ぶとは思わなかったけど結構飛んでよかった。凄く楽しかった。あんまり飛ばなかったが少しは飛んでよかった。ことしは飛ばなかったが楽しかったので良かった」
グラウンドに冬の冷たい風が時折強く吹く中、児童たちは風に負けない元気な声をあげてたこを大空に揚げていました。