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上杉謙信のあの白頭巾を修復へ 国の重要文化財で肖像画や川中島合戦図にも描かれる

2024年6月5日 18:03
上杉謙信のあの白頭巾を修復へ 国の重要文化財で肖像画や川中島合戦図にも描かれる

米沢藩上杉家の祖、上杉謙信が身に着けていたとされる白い頭巾が修復されることになり、5日、その実物が報道関係者に公開されました。修復終了後は一般公開される予定です。

修復のため、およそ10年ぶりに蔵から運び出されたのが国の重要文化財「烏帽子形白綾頭巾」です。竹で作られた型に松竹梅の文様が入った絹で烏帽子の形を作っています。400年以上前の安土桃山時代、戦国武将の上杉謙信が実際に身に着けていたと伝えられ色の変化やたたずまいが年月の経過を物語っています。
白頭巾は、上杉謙信を特徴づける独特な外見の一つで、肖像画や川中島合戦図などに描かれているほか、毎年米沢市で開かれている上杉まつりでも、その姿が再現されています。
上杉家ゆかりの品々を保管する上杉神社稽照殿が今回、文化庁の補助などを受け、白頭巾などあわせて4点をおよそ3500万円かけて京都府内の専門業者に修復を依頼しました。

上杉神社稽照殿館長角屋由美子学芸員「歴代のお殿様が自分で管理していて先祖、特に上杉謙信のものを守る意識がある。それらを私たちは目の当たりにして感動することができるのでさらに次の世代に引き継いでいく」

実はこの白頭巾、これまで大々的に展示されることはありませんでした。上杉家18代目の上杉裕憲さんは、修復を機に、改めて上杉謙信を知ってもらう機会になればと話しています。

上杉家18代上杉裕憲さん「特別な思いで大切に代々残してきている。こんなものがあったんだと驚きもあると思うが展示できるような形に戻ってくることは非常に楽しみ」

修復の方法はX線検査などを行い状態を見定めた上で決めるとしています。作業は4年後、2028年3月まで行われる予定で、稽照殿では作業終了後、一般向けの公開を予定しています。

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