小高い丘に咲く「乙ヶ妻のシダレザクラ」見ごろ 富士山との“共演”も 山梨市
山梨市牧丘町の小高い丘に咲く「乙ヶ妻のシダレザクラ」が10日、見ごろを迎え、丘から望む富士山とともに訪れる人を楽しませています。
荒木キャスター
「すがすがしい青空の下、静かに咲き誇る一本桜…辺りを一望できる丘の上で町を見守ってきました」
樹齢は200年以上の「乙ヶ妻のシダレザクラ」は市の天然記念物にも指定されていて毎年、県内外から多くの見物客が訪れます。
ことしは3月30日から咲き始め、4月7日に満開を迎えたということです。
約9mの高さから降り注ぐように枝が垂れ、可憐な花が咲き誇っています。
このシダレザクラの手入れをしているのは、地元住民でつくる「しだれ桜を守る会」。
草取りや小道の整備などを定期的に行っていると言います。
すっきりと晴れた10日は富士山を望むこともでき、訪れた人は美しいサクラとともに眼下に広がる絶景を楽しんでいました。
訪れた人は
「きのうの風と雨で桜どうかな、散っちゃったかなと心配して来たんですけど、(花が)残っていて、富士山と桜、最高ですね。晴れやかになりますね。とてもきれいで美しい、みんなに見せてあげたいと思いました」
乙ヶ妻のシダレザクラは、14日ごろまで楽しめそうです。
また15日までは午後6時30分から9時30までの間、ライトアップも行われるということです。