高校生の就職内定率 8割下回る 「公務員」人気が要因か 山梨県
山梨県内の公立高校を来年3月卒業予定の生徒の就職内定率が10月末時点で8年ぶりに8割を下回りました。コロナ禍を経て、「公務員」志望の高まりが反映したとみられています。
県教育委員会によりますと、公立高校を来年3月卒業予定の生徒のうち就職希望者は826人で、10月末時点で内定が決まったのは641人でした。
内定率は77.6%で、この時期に過去最高だった前年度と比べると5.4ポイント低く、8年ぶりに8割を下回りました。
コロナ禍を経て安定志向が強まり、10月末時点で合否が出ていない「公務員」の志望者が多いことが要因とみられ、県教委は「次回12月調査では前年度並みになるのではないか」としています。