アライグマの捕獲方法学ぶ講習会 従事者を養成 被害や生息拡大を防止へ 山梨
県内で出没が相次ぐ特定外来生物のアライグマの被害や生息拡大を防ごうと、捕獲従事者を養成する講習会が18日、甲府市で開かれました。
アライグマの捕獲数はこの10年で急増していて、昨年度は過去最多の343匹に上りました。
こうした中、県が企画した講習会には市町村の職員や一般から約30人が参加し、最も一般的な捕獲方法の「わな」の仕掛け方などを学びました。
講習会を受講すると狩猟免許を持たなくても、各自治体の捕獲班と一緒に捕獲に携わることができます。
県鳥獣被害対策専門員 山本圭介さん
「この(わなの)中に入りたい人いますか?ブドウジュースとか果物ジュースをスプレーボトルに入れて、わなを設置し、終わった後に全部に果物のにおいをつけてください。わな全体がおいしいエサのにおいになります。警戒心はがくんと下がります」
県は10月3日にも講習会を開く予定で、「捕獲従事者を増やすことで、アライグマの被害や生息の拡大を防いでいきたい」としています。