「よく分からず放置した」 県立美術館と文学館 約90万円を放置 山梨県
県立美術館と文学館の金庫に現金など約90万円分が放置されていたことが県の調査でわかりました。
調査に対し元事務担当者は「よくわからないお金だったので放置した」と話しているということです。
県立美術館と文学館への包括外部監査は去年9月に実施され、それぞれの事務室の金庫に現金や事業費の通帳など計約90万円分が長年にわたり、放置されていたことが分かりました。
このうち約35万円分は寄付金などの公金で、ほかにも警察署に届け出るべき財布や携帯電話などの拾得物も放置されていたということです。一緒に発見されたメモなどから、これらは1996年から2012年までの間に放置されたものとみられます。
事案の発覚後、県が過去に業務に携わった72人を対象に聞き取りをしたところ、2人の元事務担当者が「よくわからないお金だったので放置した」と話しているということです。
県は「二度と起こらないよう管理を徹底していく」としています。