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元県職員 私的に現金引き出しか 1000万円以上が使途不明 山梨県

2024年3月15日 19:54
元県職員 私的に現金引き出しか 1000万円以上が使途不明 山梨県

山梨県の元職員が、県庁の仕事を通じて知り合った障害者の通帳から1000万円以上を私的に引き出し使途不明となっていることが、関係者への取材で分かりました。県は行政への信頼を悪用された可能性があるとして、元職員への聞き取りを行うとしています。

関係者によりますと、元県職員は福祉担当として働いている中で、知的・精神に障害のある男性の親族と知り合い、2008年に男性名義の通帳を預かりました。

しかし、2016年までの間に、通帳から複数回にわたって計1000万円以上を私的に引き出し、使途が分からなくなっているということです。男性が入院する際に使途不明金があることが発覚しました。男性が住む峡北地域の自治体は、元県職員が私的に使用したと判断し「経済的虐待」と認定したということです。

県は行政への信頼を悪用された可能性があるとして、本人への聞き取りを行うなど事態の把握をしていくとしています。

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