資金管理団体の不記載で知事告発 判断は東京地検へ 山梨県
長崎幸太郎知事の資金管理団体の不記載で、知事らが刑事告発された問題に動きです。告発した市民グループ側は1日、甲府地検から「告発は東京地検が判断する」と回答が届いたと明らかにしました。
長崎知事の資金管理団体は2019年8月、自民党派閥「二階派」から受け取った現金1182万円を収支報告書に記載せずその後、訂正しました。
この問題を受け、県民有志の市民グループは今年1月、政治資金規正法違反などの疑いで長崎知事ら2人を甲府地検に刑事告発しました。グループの代表によりますと、甲府地検から先月29日付で「告発状は東京地検に回付した」とする通知が届いたということです。
今後は東京地検が刑事告発について判断するものとみられ、東京地検特捜部が捜査する可能性もあります。
市民グループによりますと、東京地検の担当者は「1か月以内に経過を伝える」と回答しているということで、甲府地検は取材に対し「回答を差し控える」としています。