【速報】和歌山市の旅館で「ノロウイルス」集団食中毒 46人が腹痛・おう吐を発症

和歌山市は17日、市内の旅館で飲食した46人が腹痛や嘔吐などを発症し、有症者からノロウイルスが検出された、と発表しました。
市によりますと、集団食中毒が発生したのは和歌山市紀三井寺の「はやし旅館」で、今月10~11日に広島県から訪れたグループ16人のうち、15人が腹痛や下痢、おう吐などなどを発症。調査を進めたところ、11日に食事をした他の4グループでも同様の症状がでていることが分かり、有症者10人の便から「ノロウイルス」が検出されたということです。
これまでに症状が出ているのはあわせて46人で、いずれも快方に向かっているということです。市は食品衛生法に基づき、19日までの3日間の営業停止(飲食の提供)を命じました。
■市内の別の居酒屋でも「ノロウイルス」 生ガキが原因か
また、和歌山市の居酒屋「はいろや」でも、9日に飲食した利用者4人のうち3人が下痢や吐き気などを発症し、3人の便からはノロウイルスが検出されたということです。
原因は居酒屋で提供された「生ガキ」と推定され、市はこの居酒屋についても18日までの2日間、営業停止を命じています。
市は「ノロウイルスに感染した人が調理した食品を介してウイルスが広がることもあるため、食品を扱う前の手洗いを徹底してほしい」としています。