「公益上、必要があるとはいえない」県は元局長の公用PCの非開示決定 斎藤知事は開示の可能性言及も
兵庫県の斎藤元彦知事が元局長の公用パソコンの中身を開示する可能性について言及したことを受け、県は「公益上、必要があるとはいえない」として開示しないことを決めました。
斎藤知事は、3月5日、疑惑を告発した元県民局長の公用パソコンに保存されていた私的な情報などをめぐり、「県民の関心があり、情報公開請求があれば公開について議論する」としていました。
その後、県が検討した結果、「県民の関心が高いことのみで公益上、必要があるとは言えない。公開により県政の混乱が収まらなければならないが、『私的な文書』の公開でその効果がもたらされるとは考えられない」などとして、開示しない決定をしたことが関係者への取材でわかりました。
兵庫県・斎藤元彦 知事
「人事課がしっかりこれまでの対応などに基づいて適切に対応したのだと思う」
一方、19日午後には、知事の疑惑について調査した第三者委員会が結果を公表する予定です。