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被告に懲役15年を求刑 岸田前首相襲撃 「爆発物は、部品が当たれば命に危険が及び相当な殺傷能力」

2025年2月10日 12:20
被告に懲役15年を求刑 岸田前首相襲撃 「爆発物は、部品が当たれば命に危険が及び相当な殺傷能力」

 岸田前首相の近くに爆発物を投げ込んだとされる男の裁判員裁判で、検察は10日、懲役15年を求刑しました。

 木村隆二被告(25)は一昨年、和歌山市の漁港で、選挙の応援に訪れていた岸田前首相の近くに自作の爆発物を投げ込み、2人にケガをさせたとして、殺人未遂などの罪に問われています。これまでの裁判で、木村被告は「人を害するつもりはなかった」などと述べ、殺意の有無が大きな争点になっています。

 この日の裁判で、検察は「爆発物は大きな音が出るだけではなく、部品が当たれば命に危険が及ぶもので、誰に当たってもおかしくない状況だった」と指摘。そのうえで、「実験結果などから相当な殺傷能力が認められる」として懲役15年を求刑しました。

 裁判は、この日で結審し、判決は今月19日に言い渡される予定です。

最終更新日:2025年2月10日 12:20
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