【気象予報士解説】3連休も大雪警戒 ピークは土曜の午前中と月曜日の朝 近畿地方の北部を中心に積雪
強烈な寒波は、今後も日本付近に居座る予想で、近畿地方では北部を中心に積雪となります。天気予報を詳しく解説します。(解説:蓬莱大介 気象予報士)
明日の午前中、雪の降り方が強まりそうです。朝6時から白い表示が雪です。ピンクの表示が出ると雪が強まるところです。
朝6時から動かすと、午前7時から午前10時と強まる時間が長引きます。正午、午後1時、午後2時、京都府南部や滋賀県まで雪雲が日中流れ込んできますので、滋賀県南部の近江盆地でもまた雪が積もるところが出てくるでしょう。
その後を見ていきます。日曜日まで見ていくと、降ったり止んだりが続きます。土曜の午後8時、午後9時と日付が変わって日曜日、まだ雪雲が次々と流れ込んできます。ところどころで大阪府や奈良県のあたりでも雪雲を予想しています。
日曜日の朝の6時です。その後を見ていきます。日曜日は一旦止む時間もありそうですが、まだ雪雲は日本海側に控えている状況です。中部、南部は日曜日は晴れる時間が長くなりそうです。
ここからもう一つポイントで、日曜日の夜以降を動かすと、発達した雪雲がもう一回来ます。月曜日の未明から明け方、滋賀県、京都府に発達した雪雲が流れ込んできて、京都府南部や滋賀県、それから奈良県のあたりまで雪雲が流れ込んできやすいのが、月曜日の朝9時の予想です。
情報を整理します。どれぐらい雪が増えるのか。
京都市内でも3連休の期間で、多ければ5センチぐらい雪が積もる可能性があります。滋賀県の南部では5センチから10センチ、そして近畿地方の北部は青い表示、平野部でも10センチから30センチ分の雪が新たに積もるおそれがあり、山沿いでは30センチから50センチの雪が積もるおそれがあります。
近畿の南部でも紀伊山地で10センチから30センチ、多いところで雪が積もるおそれがあり、大阪府南部のあたり、奈良県北部のあたりでも多ければ5センチ、10センチ分の雪が積もるようなところ出てきますから、車の運転は特に要注意です。
積もった雪の注意点です。雪降ろしをする時は、複数の人数で、そして携帯電話を万が一の時のために身につけておいてください。そしてスキーなどに行かれる方もいらっしゃると思いますが、立ち入り禁止区域には絶対に入らないように。雪崩れが起きやすくなります。さらに除雪機の扱い、水路への転落にも注意をしてください。除雪作業中の事故、くれぐれもお気をつけを。
車の運転です。坂道はスタックしやすいです。タイヤが空転しやすくなります。またトンネルの出入り口も凍りやすいです。橋の上も凍りやすいです。ビルの日陰、建物の日陰は、雪が残りやすいです。こういうところで車のタイヤがスリップしないようにお気をつけください。雪が多い地域では、できればノーマルタイヤで移動するのは控えるようにお願いします。
週間予報を見ていきます。
大阪、兵庫県と豊岡、舞鶴を見ていきますと、大阪も土日は雪が舞う時間がありそうです。神戸方面も土日、雪が舞う時間はあります。特に月曜日の朝は雪が強まる可能性がありますので、ご注意ください。
豊岡、舞鶴は月曜日にかけて、断続的に雪が強まったり弱まったりを繰り返しながら3連休は雪が続きます。特に土曜日の午前中と月曜日の朝にピークがやってきますので気をつけください。
来週は気温が上がってきて、日に日に最高気温は高くなります。来週のちょうど1週間後は、大阪で16℃の予想です。
続いて京都、滋賀、奈良、和歌山を見ていきます。京都も土曜日、日曜日は雪が降ったり止んだり。月曜日の特に午前中に雪が強まりそうです。和歌山でも月曜日の午前中は、朝に雪が積もる恐れがありますので、最新の交通情報など確認をしてください。