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【FA動向】補償発生の3選手について“決着” ソフトバンクと楽天は「人的補償」を選択し新戦力獲得 広島は「金銭補償」

2025年1月17日 5:50
【FA動向】補償発生の3選手について“決着” ソフトバンクと楽天は「人的補償」を選択し新戦力獲得 広島は「金銭補償」
FA移籍者補償結果
プロ野球広島は16日、FA権を行使しオリックスに移籍した九里亜蓮投手について金銭補償を選択したことを発表。これでFA移籍で補償が発生した3選手全員において、結果が明らかになりました。

甲斐拓也選手

国内FA権を取得した甲斐選手はソフトバンクから巨人へ移籍。リーグ制覇を果たしたチームを正捕手として率いた甲斐選手の流出を受けて、ソフトバンクは巨人の28歳右腕・伊藤優輔投手を獲得しました。伊藤投手は三菱パワーから2020年ドラフト4位で巨人に入団。2021年にはトミー・ジョン手術を受けましたが、2024年7月に支配下へ復帰を果たしました。同年1軍デビューを果たし、8試合のリリーフ登板で防御率1.04を残しました。移籍に際し、阿部慎之助監督は「今年の飛躍を期待していた選手の1人。気持ちが強い投手ですから、新しい環境に移っても力を発揮してくれると思っています」とエールを寄せました。

茂木栄五郎選手

国内FA権を取得した茂木選手は楽天からヤクルトに移籍。2015年にドラフト3位で入団し、ルーキーイヤーからショートのスタメンを勝ち取るなど活躍した茂木選手は、プロ9年目を迎えた昨季46試合に出場し、1本塁打・8打点、打率.265を記録しました。茂木選手の移籍に伴い、楽天はヤクルト・小森航大郎選手を獲得。小森選手は昨季1軍初出場を果たしたプロ4年目の21歳で、昨季イースタン・リーグの110試合に出場し、打率.252、2本塁打・23打点・24盗塁という成績を残しました。この結果、イースタン・リーグの盗塁王を獲得しました。

▼九里亜蓮投手

海外FA権を行使した九里投手は広島からオリックスに移籍。昨季の開幕投手であり、広島のローテーションの一角を担っていた九里投手の流出に“投手王国”と名高いオリックスの補償内容が注目されていましたが、広島は金銭補償を選択しました。広島はオフに行われた現役ドラフトで史上初の2選手の指名を行っており、現時点での支配下枠は「68」。上限の「70」まであと2枠となっていました。

なお、今回FA権を行使してソフトバンクからロッテに石川柊太投手、中日から日本ハムに福谷浩司投手が移籍しましたが、2選手について補償は発生しませんでした。
最終更新日:2025年1月17日 5:50
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