男子バスケが快挙 48年ぶり自力で五輪出場決定 富永啓生が超高精度3P連発 第4Q劣勢も耐えしのぐ
パリ五輪出場を決めた男子バスケ日本代表(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023 順位決定戦 日本80-71カーボベルデ(2日、沖縄アリーナ)
グループO首位の日本(世界ランク36位)は世界ランク64位のカーボベルデに勝利し、パリ五輪出場権を獲得。男子バスケにとっては1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力での五輪出場、またパリ五輪の球技の団体競技では五輪切符獲得第1号となりました。
第1Q、日本は渡邊雄太選手が豪快なダンクを決めて得点、さらに河村勇輝選手、吉井裕鷹選手がインサイドから得点を奪います。一方でカーボベルデのC、身長は221cmのエディ・タバレス選手にブロックにあうなど苦しむ場面も。終盤にシューターの富永啓生選手が3ポイントシュートを決めて17-19、2点ビハインドで第1Qを終えます。チームの武器である3ポイントシュートは9本中2本成功で成功率22%、カーボベルデのリバウンドの強さにも苦しめられる中、拮抗(きっこう)した試合展開となります。
第2Q、流れを一変させたのはジョシュ・ホーキンソン選手のプレー。守備ではブロック、攻撃では3ポイントシュートで逆転に成功。さらにたたみ掛ける日本は司令塔の河村選手も3ポイントシュート、スピードを生かしたドライブで得点。さらに富永選手がこのクオーター3本連続3ポイントシュートに成功。第2Qカーボベルデを圧倒した日本が、50-37と逆転し一気に13点差のリード。第2Q、日本の3ポイントシュートは7本中5本成功で成功率71%。チームの生命線が機能し、今大会初めてリードを奪い、前半戦を終えます。
第3Q、日本は比江島慎選手のスティールから馬場雄大選手のダンク。河村選手のフローター、ホーキンソン選手のバスケットカウントワンスロー、富樫勇樹選手、富永選手の3ポイントシュート。多彩な攻撃パターンで得点を奪いさらにリードを広げた日本。このクオーターの3ポイントシュートは6本中4本成功で成功率67%。73-55と18点のリード持って最終第4Qを迎えます。
第4Q は一転してカーボベルデのペース。日本の得点は残り2分48秒までまさかの0。リードは一気に縮まり、残り1分12秒で3点差まで詰められてしまいます。最後は苦しい時間帯が続きましたが、逃げ切った日本は、勝利し他チームの結果に関係なくアジア1位の座を死守。48年ぶりの自力での五輪出場という快挙を成し遂げました。
▽W杯今大会日本代表の結果
【1次ラウンド】
8月25日 ●日本63-81ドイツ(世界ランク11位)
8月27日 ○日本98-88フィンランド(世界ランク24位)
8月29日 ●日本89-109オーストラリア(世界ランク3位)
【順位決定戦】
8月31日 ○日本86-77ベネズエラ(世界ランク17位)
9月 2日 ○日本80-71カーボベルデ(世界ランク64位)
グループO首位の日本(世界ランク36位)は世界ランク64位のカーボベルデに勝利し、パリ五輪出場権を獲得。男子バスケにとっては1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力での五輪出場、またパリ五輪の球技の団体競技では五輪切符獲得第1号となりました。
第1Q、日本は渡邊雄太選手が豪快なダンクを決めて得点、さらに河村勇輝選手、吉井裕鷹選手がインサイドから得点を奪います。一方でカーボベルデのC、身長は221cmのエディ・タバレス選手にブロックにあうなど苦しむ場面も。終盤にシューターの富永啓生選手が3ポイントシュートを決めて17-19、2点ビハインドで第1Qを終えます。チームの武器である3ポイントシュートは9本中2本成功で成功率22%、カーボベルデのリバウンドの強さにも苦しめられる中、拮抗(きっこう)した試合展開となります。
第2Q、流れを一変させたのはジョシュ・ホーキンソン選手のプレー。守備ではブロック、攻撃では3ポイントシュートで逆転に成功。さらにたたみ掛ける日本は司令塔の河村選手も3ポイントシュート、スピードを生かしたドライブで得点。さらに富永選手がこのクオーター3本連続3ポイントシュートに成功。第2Qカーボベルデを圧倒した日本が、50-37と逆転し一気に13点差のリード。第2Q、日本の3ポイントシュートは7本中5本成功で成功率71%。チームの生命線が機能し、今大会初めてリードを奪い、前半戦を終えます。
第3Q、日本は比江島慎選手のスティールから馬場雄大選手のダンク。河村選手のフローター、ホーキンソン選手のバスケットカウントワンスロー、富樫勇樹選手、富永選手の3ポイントシュート。多彩な攻撃パターンで得点を奪いさらにリードを広げた日本。このクオーターの3ポイントシュートは6本中4本成功で成功率67%。73-55と18点のリード持って最終第4Qを迎えます。
第4Q は一転してカーボベルデのペース。日本の得点は残り2分48秒までまさかの0。リードは一気に縮まり、残り1分12秒で3点差まで詰められてしまいます。最後は苦しい時間帯が続きましたが、逃げ切った日本は、勝利し他チームの結果に関係なくアジア1位の座を死守。48年ぶりの自力での五輪出場という快挙を成し遂げました。
▽W杯今大会日本代表の結果
【1次ラウンド】
8月25日 ●日本63-81ドイツ(世界ランク11位)
8月27日 ○日本98-88フィンランド(世界ランク24位)
8月29日 ●日本89-109オーストラリア(世界ランク3位)
【順位決定戦】
8月31日 ○日本86-77ベネズエラ(世界ランク17位)
9月 2日 ○日本80-71カーボベルデ(世界ランク64位)