◇プロ野球セ・パ交流戦 巨人－オリックス（8日、東京ドーム)

オリックスの先発は高卒2年目の齋藤響介投手。2022年に岩手・盛岡中央高からドラフト3位で入団した19歳。ルーキーイヤーから1軍での初先発の機会を得ると、2年目の今季は3試合に先発し、防御率0.63（14.1回）。勝利こそないものの、そのポテンシャルの高さを見せつけています。

そしてプロ5度目の先発となるこの日。初回から巨人打線を三者凡退に抑えると、2回には四球とヒットで2アウト１、２塁のピンチを背負いますが後続を抑え無失点で切り抜けます。

３点の援護を得た4回には、ノーアウトから四球と死球でピンチ。それでも5番坂本勇人選手を空振り三振。6番立岡宗一郎選手をレフトフライ・7番大城卓三選手を空振り三振でピンチ脱出。140キロ台後半の力強いストレートを中心とした投球で、スコアボードに0を並べます。

そして5回も危なげなく三者凡退。86球を投げ、被安打1、6奪三振での無失点でマウンドを降りました。ベンチでは高橋信二打撃コーチからのねぎらいに笑顔。プロ初勝利の権利を手にしています。