坂本花織 会心のノーミス演技で団体フリー2位 「チームジャパンの一員としてしっかり締めるべき!」
◆北京五輪・大会4日目(2月7日)、フュギュアスケート団体女子シングル・フリー
ここまで3日間予選・決勝と団体戦を戦ってきたフュギュア日本代表。最後を飾ったのは、坂本花織選手。見事2位で演技を終え、日本団体初の銅メダル獲得を決めました。
坂本選手は後半の3フリップー3トウループのコンビネーションジャンプなど、全てのジャンプを着氷させるノーミスの演技。自己ベストに迫るシーズンベスト148.66点をマークし、力強い演技で会場を魅了しました。
演技終了後にはすぐにチームジャパンに向かってガッツポーズ。団体戦ならではの熱い場面も見られました。
◇以下、試合後インタビュー。
――素晴らしい演技で、最後団体を締めくくる演技でしたけど、いかがでしたか?
朝の公式練習の時はすごく緊張していて、思うようなジャンプが全然跳べなかったので、本当にどうしようかなと思ったんですけど。ペアを見て、ほぼメダルが確定していたので、そこからすごく気持ちが落ち着いて。『自分がしっかり日本、チームジャパンの一員としてしっかり締めるべきだな』と思って、頑張ってノーミスの演技をしようと思いました。
――このオリンピックまで数試合パーフェクトに滑るという試合が多かったと思うんですけど、この大会とは違ったものはありましたか?
やっぱり緊張の度合いがどの試合よりも大きかったのがあるんですが、やっぱりやる要素とかは変わらないし、やるべきことは変わらないので、ひたすら自分に集中することだけを考えました。
――緊張しても勝負強さをいつも見せてくれる坂本選手ですが、4年前にも団体戦で滑っています。今回との違いはありましたか?
4年前はなんだろう…数合わせみたいな感じで。あんまり力になれなかったのですが、今回はオリンピックが始まる前から日本はメダルのチャンスがあるとわかっていたので。どれだけチームジャパンを上げられるかというのを考えたら、“自分はパーフェクトにやる”という答えに至りました。全日本の後から、2か月間ショートもフリーも両方ノーミスでできるように、しっかり先生たちと練習してきたので、それがまず団体でできたことがうれしいです。