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【箱根駅伝】創価大学97回大会ぶり往路優勝・総合3位以上へ 吉田響「絶対山の神になる」

2023年12月30日 12:02
【箱根駅伝】創価大学97回大会ぶり往路優勝・総合3位以上へ 吉田響「絶対山の神になる」
意気込みを語る吉田響選手
2024年1月2、3日に行われる箱根駅伝。第100回を数える今大会で、総合3位以上を目指す創価大学の注目選手を紹介します。

■チームを引っ張るダブル『吉田』コンビ

ある日の練習後、食堂をのぞくとキッチンに立つ1人の選手がいました。フライパンを振るのは、3年生の吉田響選手です。作っていたのはエビや鶏肉の入ったバジルパスタ。

「食事が体をつくるので、炭水化物であったり、タンパク質、野菜もしっかりとって、栄養バランスよく食事をとるっていうのは日頃から心がけています。これ(バジルソース)は父親が作ってきてくれました。父親のバジルパスタがすごく好きなんですけど、そうしたら『じゃあ冷凍して持っていくよ』と言って持ってきてくれて。それで試合とか練習で頑張った時に、ごほうびみたいな感じでいつも食べています」と、体づくりの大切さを語ります。そんな吉田響選手と一緒のテーブルを囲んでいたのは、同じ『吉田』の吉田凌選手(3年)。

吉田響「日頃から(吉田)凌に刺激をもらって、切磋琢磨しながら練習をやっているって感じですね」吉田凌「自分も結構(一緒に)いる時間が長いので、いい仲間ですね」

同じ3年生のライバルである2人の『吉田』選手は、どちらも主力として活躍しています。中でも吉田響選手は、出雲駅伝では5区区間賞、全日本大学駅伝では5区区間新記録を樹立。箱根駅伝にも大きな野望を抱いています。

「自分は箱根駅伝の5区で絶対山の神になるんだという思いを掲げながらやってきました。今井正人さん (順天堂大) や柏原竜二さん(東洋大)や神野大地さん(青山学院大)の走りを見て憧れてきたので、新・山の神と呼ばれるのを目指して頑張っていきたいと思います」と、山の神への憧れを語る吉田響選手。吉田凌選手とジョギングしている時も、5区の話ばかりしているんだとか。

吉田響「チームの目標は(箱根駅伝)総合3位以上なので、自分は5区で区間新記録を樹立して貢献していきます」
吉田凌「絶対的エースがいないという中で、自分もエースになれるチャンスが必ずあると思うので、自分も負けていられないという気持ちはあります」

力強く語るダブル『吉田』コンビ。総合3位以上には、2人の快走が不可欠です。

■攻めの走りで往路優勝・総合3位以内へ

出雲駅伝では総合2位、全日本大学駅伝では総合6位。出雲駅伝では吉田響選手に加え、4年生の山森龍暁選手も4区区間賞の走りを見せ、チーム全体として好調です。

12月11日の箱根駅伝チームエントリーに合わせた記者発表では、吉田正城主務(4年)が「私たちは『創・攻・主~ゼロからの挑戦~』というチームスローガンを掲げ、総合3位以上を目標にチャレンジしております。また学生間では往路優勝をしっかり狙っていきたいというふうに決意もしております。創価大学の選手が攻めの走りで箱根駅伝の主役になります」とコメント。

さらに榎木和貴監督も「上位を狙う他大学と力を合わせながら、しっかりと駒澤さんの独壇場にさせないところを作れればわれわれの戦いもできるかなと思います」と語ります。

2021年の97回大会では大学史上初となる往路優勝、総合2位に輝いた創価大学。3大会ぶり2度目の往路優勝、そして表彰台に上がることはできるでしょうか。

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