【箱根駅伝】創価大学 最強世代は全員卒業…"絶対的エース不在"のなか名乗り上げた吉田凌
■"絶対的エース不在"名乗りを上げた3年生・吉田凌
4年生で主将の志村健太選手は「単純にエースが抜けてしまった穴はとても大きくて、単純な大ダメージ。チームは循環するので、エースがいないからこそ『自分がエースになってやる』という思いを持ってほしい」と話します。
関東インカレでハーフマラソン3位の吉田凌選手(3年)は、偉大な先輩たちが抜けた穴を埋めるべく、俺がエースになると名乗りを上げました。
吉田選手は「(去年の)4年生の最強世代が抜けて、チームがどうなるかと感じていた」と不安を口にしますが、「絶対的エースがいない中でチームを引っ張っていく自覚がついてきた。エースになれるような選手になりたい」と自信をうかがわせました。
■「"山の神"と呼ばれる選手に」
また吉田凌選手は「ここに来てみんなが強くなっているなと実感している。入学当初よりも格段に力をつけている選手が多くなっているので、自分も負けていられない」とも話します。
その吉田凌選手をライバル視するのが、同じ3年生の吉田響選手。
5区・山上りに並々ならぬ思いを寄せています。「ずっと練習を一緒にやっているから、(吉田)凌には勝ちたいと思いながらやっています。自分も神野大地さんや、柏原竜二さんたちのように"山の神"と呼ばれる選手になれるように頑張っていきたい」と話します。
100回大会に向けて、志村健太主将は「自分たちが2位だったとき(97回大会)、突然の2位という驚き、自分たちが準備していなかった2位で、今回はしっかり1位を狙って1位をとれたときの喜びをみんなで分かち合いたい。100回大会という節目に勝つことはかっこいいと思っているので、主将として1位をとってみたい」と意気込みを表しました。