◇ラグビーワールドカップ2023フランス大会決勝 南アフリカ12ー11ニュージーランド（日本時間29日)

ラグビーW杯フランス大会は日本時間29日に決勝が行われ、南アフリカがニュージーランドを12-11で下し、2大会連続4回目の優勝を果たしました。

大会最多3回の優勝を誇る南アフリカとニュージーランドは、史上最多となる4回目の優勝をかけて激突しました。

試合は前半3分、今大会キック成功率100％を誇る南アフリカのハンドレ・ポラード選手がペナルティゴールを決め、3点を先制します。

3-9で迎えた前半27分、ニュージーランドのキャプテンであるサム・ケーン選手が危険なタックルをしたとしてイエローカードが出されます。すると、今大会から導入された「バンカーシステム」によって映像検証が行われた結果、判定がレッドカードに変更となり、ケーン選手は退場。ニュージーランドは一人少ない14人での戦いを余儀なくされます。

その後も、南アフリカのポラード選手がペナルティゴールを決め、前半は12-6と南アフリカリードで折り返します。

一進一退の攻防が続いた後半は、18分にニュージーランドのボーデン・バレット選手がこの日唯一のトライを決め、12-11と1点差に迫ります。

しかし、数的有利を活かした南アフリカが最後まで1点のリードを守り抜き、勝利しました。

南アフリカは今大会決勝トーナメント3試合すべてを1点差で勝利。まさに勝負強い戦士たちが、2大会連続、そして史上最多4回目の優勝を決めました。