「レベルアップできたシーズン」バレー日本代表・高橋藍が帰国 パリ五輪は「日本代表の軸になる」
バレーボール男子日本代表でイタリアリーグ・セリエAで活躍する高橋藍選手が1日、シーズンを終え帰国しました。
空港で取材に応じた高橋選手は「3シーズン目になりますけど、また1シーズンイタリアでプレーしてきて新しい経験もできましたしバレーボールにおいて自信を持って帰ってこられた」と、充実感をあらわにしました。
セリエAの3シーズン目となる今季はモンツァに所属。プレーオフ決勝でペルージャに惜しくも敗れ準優勝となったものの、移籍1年目からチームのセリエA決勝進出に貢献するなど大きな活躍を見せました。シーズンを振り返り「自分の目標としてはプレーオフを経験したいという思いでシーズンが始まったが、それを遙かに超えてファイナルまで戦えた。ファイナルという舞台を経験できてファイナルの戦い方や難しさなどプレーオフの中でさらに成長できたので、かなり自分自身がレベルアップできたシーズンになったと思います」と収穫の多いシーズンを振り返りました。
セリアAファイナル、準優勝という結果については「僕も初めての経験なので会場の雰囲気からしてリーグ最高峰の試合だなと感じましたし、相手のペルージャのすごい気持ちの強さやファイナルの難しさだったりすごいいい経験になりました」とコメント。続けて、「試合に負けたときは少し悔しさがありましたが、今は本当に戦えたことを誇りに思いますし、自分のバレー人生にとってもいい経験につながると思います」と語りました。
また、パリ五輪に向けた日本代表での活動については「まだ選手としては軸になりきれていない。3シーズンイタリアを経験して、去年のオリンピック予選で自分自身が成長してきた姿を見せられた。今シーズンもかなり成長を実感できましたし、それが日本代表で必要なことだと思うので、まずは日本代表の軸になることが目標。そしてチームを勝たせられる選手にならなければいけない」と、意気込みを語りました。